AYAKO TSUGE STUDIO

2018/08/26 23:52


 

 柘植彩子がプロデュースする2019年の柘植彩子カレンダーを発売します!!

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2019年カレンダーのデザインが仕上がってきましたので、ご紹介致します。

柘植彩子が監修して仕上げています。

 

デザインは、アクロスデザインTOMOMIさんにお願いしました。

現在、私の新しいHPや、ブログページ、そして水彩ジャーナル「Chambre de Ayako Tsuge」また、水彩グッズなどに関わって頂いています。

 

以下、アクロスデザインTOMOMIさんから届いたメッセージです。

 

「柘植先生のホームページや、月刊誌「Chambre de Ayako Tsuge」のデザイン・編集を担当しています、アクロスデザインのTOMOMIです。
 
柘植先生の2019年カレンダーのデザイン依頼をいただいたのは、夏前の頃でしたが、実は、今年の5月ごろからの始動となります。る

と言うのは、柘植先生の新作や、月刊誌「Chambre de Ayako Tsuge」の為の新作のモチーフの取材のため、愛知県のバラ園を訪れた時から始まっていました。
 
ガーデンの薔薇の開花時期は、1日で終わってしまう他の花に比べますと、比較的長いのですが、「絵になる」ベストな状態は、実は短いのです。
 
最初に咲く花が、萎み初めてもダメですし、まして、散ってしまってもダメです。つまり、最初に咲いた花が満開で、次に咲き出した花が8部咲き、その次が5部咲き、そして、つぼみもあり、葉も青々と勢いが良い日がベストです。
 
撮影の3週間前に下見に行き、天気や気温や過去の開花時期と照らし合わせ、「今日!」という日に、撮影に行きました。その読みは、見事に当たり、数百枚撮影したなかで、何点か、柘植先生に描いていただけるような配置のモチーフ写真を撮影することが出来たのです。
 
仕上がった絵は、密集した見事な薔薇と木漏れ日や、花と葉の影などを見事に再現され、さらに絵画ならではの美しさをも備わっていました。
 
撮影者としても、大変嬉しい思いがしました。
 
さて、話は、今回のカレンダーの表紙に戻りますが、この表紙の絵を、デジタルとの融合で、さらに素晴らしい素敵な表紙にしたいとの柘植先生からの依頼があり、何案か出したり、ダメ出しを頂いたり・・・と、色々な過程を経て、表紙が出来上がりました。
 
フォトショップ上で、テキスト(文字)の影を表現するときは、機械的にソフト上で加工してしまうのですが、それでは柘植先生は納得されず・・・・、フォトショップで制作するのに、アナログ的手法で影と木漏れ日を描くことになりました。
 
この様な、二人のアイデアと作業が織り重なり、色々な過程を経て出来上がった表紙は、柘植先生の絵の良さを損なうことなく、イギリス庭園の可愛らしくも妖しい素敵な空間を表現することが出来たと思います。
 
中面の各月のカレンダーのデザインは、柘植先生の絵を活かし、さりげないテキストと日付を配置することによって、毎月、先生の絵そのものを、楽しんでいただけるよう、デザインいたしました。」
 
 
 

補足として、説明させていただきますと

今回、注目していただきたいのは、やはり表紙デザインなのです。

花の水彩画とタイポグラフィの融合デザインになっています。

 

これは、私にとって新しい試みです。

 

まず、メッセージにもあるように、アクロスデザインが、5月中旬に、ガーデンで実際に出向き、

撮影してくださった写真を元に、私が水彩画に描きおろしました。

 

その制作プロセスは、月刊水彩ジャーナル「Chambre de Ayako Tsuge」7月号8月号で紹介致しました。

 

 
 
Chambre de Ayako Tsuge 8月号
編集とデザイン:アクロスデザイン
文と水彩画:柘植彩子
 

《花の水彩画で彩られたフローラルタイポグラフィの表紙》

 
本カレンダーの新しいアイデアのひとつは、この水彩画を元に「AYAKO TSUGE」の文字をタイポグラフィで融合させている点です。
 
通常カレンダーなどの印刷物の場合、絵と文字は完全に切り離され、文字は文字でデザインをおこし、絵の上に貼り付けるだけです。
文字に多少の簡単なシャドーをつけることはありますが・・・
 
しかし、この表紙デザインでは、「AYAKO TSUGE」などの英文字がローズガーデンの薔薇「ピエール・ドゥ・ロンサール」の絵の中に入り込み、文字の中に木漏れ日すらあるのです。
 
これは、数年間、講談社のディズニー関連の仕事で培った完全分業の仕事経験に基づいています。
複数の人が、それぞれの最高のスキルを持ち寄り、最高にファンタジックな世界を作り上げる絵本の手法を取り入れています。
 
花の水彩画で彩られた美しいタイポグラフィとも言えます。
 
まず、TOMOMIさんに試作をしていただき、できそうという回答を頂けたので、私が正式にお願いしました。
 
何度も試行錯誤を繰り返していただき、思い通りの作品に仕上がったと思います。

仕上がったフローラルタイポグラフィの表紙は、こちらです。






2o19年柘植彩子カレンダー表紙デザイン

 
難しかった点は、私の頭のイメージを言葉で伝えていくことにありました。
何しろはじめての試みだからです。
できる限り最大級に美しいフローラルタイポグラフィを生み出す作業が必要でした。
 
ARTと言えるレベルにしたかったのです。
 
このフローラルタイポグラフィは、TOMOMIさんにとって、やったことがない未知の作業だったようですが、でも見ての通り、何もテキストがなくても、感覚で見事に作ってしまいました。
かかった日数もそれほど多くはなく、やはり、プロだなと思わせるに充分でした。
 
私は水彩画を描きますが、Photoshopのスキルはそれほど高くありません。
イラストレーター時代に培った多少の知識があるだけです。
苦手だったフォトショップからは手を引き、ひたすら水彩画のスキルを磨いてきました。
 
そうやって10年がたった今は、自分のスキルの足らないところは、スペシャルなスキルを持った方とタグを組むのです。
 
これが、柘植彩子流なのです。
 
自分で全部やらないという仕事の流儀は、「講談社月刊ディズニーランド」での仕事で培ったとも言えます。
 
 
以前より、今回の作品イメージは私の中にありましたが、それを正確にデザイナーに伝えることの難しさはありました。
 
コンセプトを正確に伝えることの重要さに気づき、発表はやや遅れましたが、満足できるものが仕上がったと思います。
 
終盤において難しかった点は、リアルに花の中に文字があることを表現するために、
文字をどの程度花にもぐらせるか、あるいは手前に出すかという点と、
本当にそこにあるかのごとくリアルに見せるためのシャドーの入れ具合です。
 
しかし、私の簡単な指示だけで、難なくやりこなしてくれました。
 
どの程度の影を入れるのかなどは、アナログ的な絵の感覚がないと、実際はできないのです。
TOMOMIさんは、私の水彩レッスンにも熱心に通ってくださっています。
ですので、絵の感覚も同時に養っていたため、このデザインはできあがったと思います。
 
 
このように、ガーデンで、デジタル撮影された写真を一度水彩画に落とし込み、そこからまたデジタル表現を加えていく・・・・
 
このアクロスデザインとのコンビネーション作られる「花の水彩画で彩られたタイポグラフィ」を
 
「Flower ART &Typograghy」 と名付けました。
 
今後、文字や絵柄のバリエーションを増やし、タオルやブライダルクッションなどの水彩グッズで展開していく予定です。
 
 
 
 

《中面のシンプルなデザイン》

 
中面に関しては、
柘植彩子の絵が、シンプルに見られるようになっています。
主に2017年~2018年の新作となる予定です。
すでに、絵柄の選定は、12か月すべて終了しています。
 
 
 
 
絵になんら装飾を施さず、作品そのものをシンプルに見せるデザインですが、
 
これは、当たり前のようで、実はそうではなく、過去市販されていた柘植彩子カレンダーの多くは
絵のまわりに飾り罫線がつけられたり、バックに色が入れられたり、また、作品がトリミングされ切り取られたりしていました。
 
そういった装飾デザインでは、絵を絵として見たい方には、ちょっと不満もあったのではないかと思います。
今回は、何ら作品を改変することなく、オリジナル水彩画をそのまま忠実に見せるデザインとなっています。
 
また、余白の白を美しく見せるデザインになっています。
この白へのこだわりは、紙のセレクトにまで及んでいます。
 
また、月の数字部分では、私の花の絵が数字の形に切り取られて美しい文字デザイン「フローラルタイポグラフィ」となっています。
ここでもまた、私の絵を数字の中で楽しむことができるしかけとなっています。
 
現代的で洒落たカレンダーデザインになりつつあります。
 
さらに、実は、12月発売までに、デザインを練りこんでいく部分があります。これで、実は完全に完成ではないのです。
 
なので、また、順次仕上がりをお知らせしていきます。
 

《カレンダー仕様》

 
サイズは、A3縦型、表紙を含め13枚綴りです。
絵は、中面で2017~2018年の新作を12点見ることができます。
 
日付部分については、書き込みもできるデザインになっています。
 
すべてのページに公式オフィシャルHPのQRコードがついていて、いつでもスマホをかざせば、私の新しいHPで新作を見ることができます。
 
また、リング製本ですので、月が終わると破ることなく後ろにまわせるので、そのままコレクションとして保存できます。
 
 
男女関係なく花の絵が好きな方に、1年通して楽しんで頂けたらと思っています。
予約の締め切りは、11月末です。
お届けは12月中旬になります。
 
尚、1回の配送で、送料が650円がかかります。
梱包用の特厚口封筒に入るのが、2冊までです。
A3サイズの折れ曲がらない特殊な厚口封筒に、平たい状態で入れてお届けします。
1冊までは、送料650円です。
2冊以上は、2冊ごとに送料800円がかかります。
 
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(表紙一番下に会社名を入れてお届けします。)
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